.NET Agent(IIS)の適用方法

.NET Agent(IIS)を適用するためには、以下の作業が必要です。

  • バージョン2.7.0以降で新規に設定を作成する場合
    ②Windowsプロセスアクティブ化サービスの再起動

  • バージョン2.7.0以前に作成した設定を変更する場合
    ①Agentのインスタンス追加のコマンドを実行
    ②Windowsプロセスアクティブ化サービスの再起動

①インスタンスの追加(バージョン2.7.0以前に作成した設定)

この手順は 2.7.0 よりも古い設定のみ必要です。Agent 導入(DPLAGT01)画面 にて「インスタンス名」「ユーザ名」が表示される場合はこの手順は不要です。

IIS上の.NET Agentがデータ取得対象とするアプリケーションプールを指定します。
アプリケーションプール毎にInstanceを追加します。SheltyでのInstance番号とは、Agent導入画面の.NETの行の「Instance」に表示されている数字です。アプリケーションプール名がAppPoolNameの場合の例は以下の通りです。
(例)

C:\iimShelty\module\shelty\dotnet\installer\DotnetAgentInstaller.exe -o instance -a -i 1 -p AppPoolName


※IISでアプリケーションプールを作成するとプールの実行ユーザとしてIIS APPPOOL\<poolname>ユーザが作成されます。例ではPerformance Log UsersグループにIIS APPPOOL\AppPoolNameユーザが追加されます。
※アプリケーションプールID(実行ユーザ)がApplicationPoolIdentity以外の場合は、そのユーザがパフォーマンスカウンターにアクセス可能か確認し、必要に応じてPerformance Log Usersグループにユーザを追加してください。

 

アプリケーションプール名は、IISマネージャを起動後、対象サイトを右クリック、Webサイトの管理、詳細設定から確認できます。

【図 IISマネージャー】

image-20240403-055035.png

 

【図 IISマネージャー-詳細設定】

image-20240403-055056.png

 

 

②サービスの再起動

Windowsプロセスアクティブ化サービス(WAS)を再起動してください。WASに関連付けられたサービスは環境によって異なります。再起動後にURLアクセスが発生するとAgentが開始されます。
(例)

net stop was /y net start w3svc net start NetMsmqActivator net start NetPipeActivator net start NetTcpActivator

 

!注意

実際に対象アプリケーションサーバでページへのアクセスなどのIISが使われる操作がされないと、IISのワーカープロセスが起動しないためデータ収集は開始されません。

Agent適用作業後にIISおよび関連サービスの再起動ができないなどアプリケーションに問題が生じた場合は、 を参照してください。

 

なお、この適用手順はSheltyのAgent導入画面から確認することが可能です。
Agent導入画面で保存ボタンをクリックすると、.NETの行の備考に「適用手順を表示」のリンクが表示されます。「適用手順を表示」をクリックしてダウンロードされる手順書を参照してください。

 

【図 Agent導入(.NET)】

 

【図 適用手順を表示(.NET)】

 

Copyright © IIM. All Rights Reserved.