アプリケーションデータを収集する

1. 事前確認

下記手順が完了している状態で開始します。

Shelty ManagerでHTTPアクセスログのデータ収集を行うホストでは、Java Agentおよび.Net Agentを利用したデータ収集を行わないようにしてください。データが多重計上されてしまい、出力結果として正しい値が表示されなくなります。

2.Agent導入

アプリケーションのトランザクションデータとランタイム情報を収集します(Java, .Net)。

Java Agent

トランザクションデータとランタイム情報を取得する

1.左メニュー「導入設定」画面へ遷移します。
2.「Agent導入」を選択します。
3.対象のシステムと論理サーバを選択します。
4.「+」をクリックし、「Java(AP+RT)」を選択し、「登録」をクリックします。
5.「保存」をクリックします。

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高度な設定

「収集の詳細設定を表示する」にチェックを入れると、高度な収集設定のカスタマイズが行えます。パッケージの取得/除外設定、カスタムエントリポイントの追加、メソッドの絞り込み設定等が必要な場合にご利用ください。

6.「Agent種別」列に設定したインスタンスの行があることを確認し、保存ボタンをクリックします。

別のAgent種別を追加する場合は「+」をクリックし、対象のAgentを選択します。

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7.JVM起動引数を追加し、再起動します。

NC 導入後にJVM 起動引数の設定を行い、APサーバの再起動を行うとAgent が起動しデータ収集が開始されます。対象環境に応じた設定をしてください。

8.データが収集できているか確認します。

 

ランタイム情報のみ取得する

1.左メニュー「導入設定」画面へ遷移します。
2.「Agent導入」を選択します。
3.対象のシステムと論理サーバを選択します。
4.「+」をクリックし、「Java(RT)」を選択し、「登録」をクリックします。
5.「保存」をクリックします。

6.「Agent種別」列に設定したインスタンスの行があることを確認し、保存ボタンをクリックします。

7.JVM起動引数を追加し、再起動します。

NC 導入後にJVM 起動引数の設定を行い、APサーバの再起動を行うとAgent が起動しデータ収集が開始されます。対象環境に応じた設定をしてください。

8.データが収集できているか確認します。

 

.NET Agent

IIS情報を取得する

1.左メニュー「導入設定」画面へ遷移します。
2.「Agent導入」を選択します。
3.対象のシステムと論理サーバを選択します。
4.「+」をクリックし、「.NET(IIS)」を選択し、「登録」をクリックします。
5.「保存」をクリックします。

6.「Agent種別」列に設定したインスタンスの行があることを確認し、保存ボタンをクリックします。

7.Windowsプロセスアクティブ化サービス(WAS)を再起動します。

.NET Agent(IIS)を適用するためには、Windowsプロセスアクティブ化サービス(WAS)を再起動してください。WASに関連付けられたサービスは環境によって異なります。再起動後にURLアクセスが発生するとAgentが開始されます。

(例)

net stop was /y net start w3svc net start NetMsmqActivator net start NetPipeActivator net start NetTcpActivator

 

8.データが収集できているか確認します。

 

プロセス情報を取得する

1.左メニュー「導入設定」画面へ遷移します。
2.「Agent導入」を選択します。
3.対象のシステムと論理サーバを選択します。
4.「+」をクリックし、「.NET(プロセス)」を選択し、「登録」をクリックします。


5.「インスタンス名」、「ユーザ名」、「対象とするプロセス名」、「マネージドローダをロードするメソッド」、「取得設定」を入力します。

6.「保存」をクリックします。

7.起動バッチの編集、アプリケーションの開始

以下のようなバッチファイル経由でアプリケーションを起動してください。
(例)

call C:\iimShelty\module\shelty\dotnet\setcor.bat UserProc.exe

※プロセス開始時にdotnet Agentでは、<PROCESS_NAME>_<OSUSER>
(例:UserProc_apuser)が登録済みのインスタンスにマッチするか検査します。  

 

 8.データが収集できているか確認します。

 

3. JavaAgent JVM起動引数一覧

NC 導入後にJVM 起動引数の設定を行い、APサーバの再起動を行うとAgent が起動しデータ収集が開始されます。対象環境に応じた設定をしてください。

引数

  • Instance キー未設定の場合

-javaagent:{JavaAgent のパス}/java/javaagent.jar=instance={Shelty でのInstance番号}
  • Instance キー設定済みの場合

※「Shelty でのInstance 番号」とは、Agent 導入画面のJava(AP+RT)の行の「Instance」欄に表示さ
れている数字です。

 

以下は各APサーバのJVM起動引数設定の例です。

WebLogic

  • Linuxの場合

  • Windowsの場合

Websphere

  • Linuxの場合

  • Windowsの場合

    •  

  • 追加の設定

「WebSphere Liberty」を使用している場合、Shelty のJava Agent用の引数に加えて、追加の引数指定が必要です。
bootclass delegationの指定が必要となります。以下のパスにファイルが存在しない場合はファイルを作成し、下記の内容を追記してください。
対象ファイルパス
{WebSphere Liberty Profile インストールパス}/wlp/usr/servers/{server name}/bootstrap.properties

追記内容

 

Interstage

  • Linuxの場合

  • Windowsの場合

  • 追加の設定

JavaEEを使用している場合、SheltyのJava Agent用の引数に追加で引数の指定が必要です。

【確認方法】
Agent導入サーバで、以下のコマンドを実行してください。

実行結果に何も出力されない場合、JavaEEを使用していると思われます。以降の手順が必要になります。

 「V11」の場合

【追加する引数】

対象ファイル
/opt/FJSVisje6/glassfish/config/osgi.properties

追記箇所
org.osgi.framework.bootdelegation=${eclipselink.bootdelegation},
                 com.sun.btrace, com.sun.btrace.,
 
追記内容
jp.co.iim.collie.agent.core, jp.co.iim.collie.agent.instrument.hooks,
                 org.netbeans.lib.profiler, org.netbeans.lib.profiler.
 

パラメータを追記すると以下のようになります
(例)
 org.osgi.framework.bootdelegation=${eclipselink.bootdelegation},
                 com.sun.btrace, com.sun.btrace.,
          ここに追記→ jp.co.iim.collie.agent.core, jp.co.iim.collie.agent.instrument.hooks,
                 org.netbeans.lib.profiler, org.netbeans.lib.profiler.

「V12」の場合

【追加する引数】
Shelty のJava Agent用の引数に以下を追加してください。UNIXメタ文字等の特殊文字については、環境に応じてエスケープが必要な場合があります。

 

JBoss EAP

  • Linuxの場合

  • Windowsの場合

    •  

  • 追加の設定

SheltyのJava Agent用の引数に追加で引数の指定が必要です。

JDK8の場合

JVM起動引数にJBossモジュールシステムに対する設定を4つ追加します。

 

追記するファイル名は使用しているJBossバージョンに合わせる必要があるため、ご利用の環境で、以下のファイル名とパスを確認して、上記*部分以降に2つのXbootclasspathを指定して下さい。

(例)

 

JDK11の場合

JVM起動引数にJBossモジュールシステムに対する設定を5つ追加します。

 

残り2つについては、以下のファイル名とパスを確認して、Xbootclasspathに指定して下さい。

(例)

 

resin(Intramart)

  • Linuxの場合

  • Windowsの場合

Apache Tomcat

  • Linuxの場合

  • Windowsの場合

 

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