Shelty Managerのバージョンアップ

Shelty Managerのバージョンアップは、インストール時と同様にshelty-manager-install.shを使用することでモジュールやDBスキーマなどのバージョンアップを行います。

【Shelty Managerバージョンアップ方法】

  1. Shelty Manager用サーバにrootアカウントでログインします。

  2. Shelty Managerのインストーラパスに移動します。
    (例) /mnt/dvdに移動 

cd /mnt/dvd

  Shelty Managerのインストーラには下記のディレクトリ、およびファイルが格納

【Shelty Manager インストーラのファイルおよびディレクトリ】

名前

ディレクトリ、およびファイル

lib

ディレクトリ

licences

ファイル

mgrinstall_main

ファイル

oss

ディレクトリ

shelty

ディレクトリ

shelty-ks.cfg

ファイル

shelty-manager-install.sh

ファイル

version-X.X.X

ファイル

  1. Shelty ManagerのIPアドレスを第一引数、update を第二引数に指定して、インストールシェルを実行します。

 (例) Shelty ManagerのIPアドレスが172.16.111.100の場合

./shelty-manager-install.sh 172.16.111.100 update

 

!注意

バージョンアップインストールを行う場合、構成バックアップやモジュールバックアップのために一定量の空き領域が必要となります。容量が不足している場合、メッセージを出力して処理を中断します。

【必要空き容量】

ディレクトリ

必要空き容量

バックアップ用途

/opt

10GB

既存モジュールのバックアップ

/var/iim/shelty/backup

10GB

PostgreSQLのバージョンアップ前バックアップ
バージョンアップ後のバックアップは容量チェッククリア済みとして処理されます

(例) /optのマウントポイントが/ , 容量が5GBしかない場合

Not enough free device space.
Required Capacity : 10485760 byte
Free Space : 5242880 byte
Target Mount Point : /
not enough file space.

またバージョンアップしようとしているバージョンが既存バージョンと同等以下の場合、バージョンアップインストールを行うことができません。

The version you are upgrading is older than the installed.

 

BrokerとAgentをManagerに同居した場合、Shelty Managerのインストーラ(update、repair、clean)を実行すると同居環境のBrokerとAgentは一時停止します。

 

  1. コマンドプロンプトに表示されるメッセージについて、下記を確認します。

    • Shelty Manager Upgrade Completed.が表示されること

    • ERRORが出力されないこと

  2. インストールログ(/opt/shelty-install.log)を確認します。4.と同様の状態を確認できれば、Shelty Managerのバージョンアップは完了となります。
    4.と同様の状態が確認できない場合は、弊社までお問い合わせください。お問い合わせの際は、インストールログをご送付ください。

 

 

 



Copyright © IIM. All Rights Reserved.