02900-AM-12377 SheltyManager再起動時にJavaAgent計測対象サーバへの応答影響削減
■問題
SheltyManagerの再起動を実施すると、JavaAgent計測対象サーバのトランザクション応答時間に影響が生じることがありました。
■条件
Sheltyバージョン:1.0.0以降
Java Agent トランザクションデータを取得している
■修正内容
JavaAgentは、インプロセスで実行中のWebリクエストを計測し、Webリクエストの完了時にトランザクションとしてSheltyManagerへ送信します。この計測処理はアプリケーションスレッド上で行われ、送信処理は内部的なキューを介して非同期的に行われるため、通常はアプリケーションの応答時間に影響を与えることはありません。
しかし、SheltyManagerの再起動などによりトランザクション送信が行えなくなると、JavaAgent内で内部的なタイムアウト処理が行われます。このタイミングでも送信トランザクションはキューに送信されるため、通常はアプリケーションへの影響はありません。ただし、トランザクションが多量に発行されてキューが飽和した場合、タイムアウトが発生し、キューの内容が捌けるまでトランザクションをキューに送信できず、アプリケーションスレッド上で待ちが生じることがあります。その結果、トランザクション応答時間に影響が生じることがありました。
この問題を解決するために、トランザクション送信処理自体を非同期化することで、アプリケーションスレッドへの影響を減少させ、トランザクション応答時間への影響を最小限に抑えました。
■使用方法
モジュールバージョン管理(AGTCNF02)画面でバージョンを2.9.0に更新してください。
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