閾値監視対象データ

値判定を行う際には、必要に応じて対象インスタンスのデータを集約し、集約値に対して判定を行います。これは、元データが1秒粒度のデータに対して閾値判定を行い、敏感に反応し過ぎることを防止するためです。

以下に、閾値判定時のデータ粒度や集約時の関数について説明します。

 

データ粒度

閾値判定は、対象データを1分粒度に集約したデータに対して判定を行います。インスタンスのデータがそれ以上に荒い解像度の場合はその解像度に準じます。

例えば、OS性能情報は元のデータが1秒粒度のため1分粒度に集約したデータに対して閾値判定を行います。Db2(データベース情報)は元のデータが5分粒度のため5分粒度データに対して閾値判定を行います。

 

集約関数

集約時には、フィールドの単位を下記ルールに照らして集約関数を決定します。

例えば、OS性能情報のCPU使用率は元のデータが1秒粒度のため1分粒度に集約した結果に対して閾値判定を行います。この際、CPU使用率は単位が%であるため、集約関数とし平均値が採用されます。

 

  • 平均値

    • %、/秒、Byte/秒、KB/秒、MB/秒、GB/秒

  • 合計値

    • 数、秒、ミリ秒、マイクロ秒、1/100マイクロ秒、ナノ秒、Hz、KHz、MHz、GHz

  • 最新値

    • Byte、KB、MB、GB

 

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