.NET(IIS)(ローカルAgent導入)

.NET AgentのIISワーカープロセス(w3wp)を対象とするインスタンスに必要な設定を行います。設定が完了したら保存ボタンをクリックしてください。

【図 Agent導入(.NET(IIS)の追加設定)】

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【表 Agent導入(.NET(IIS)の追加設定)】

項目

説明

①instance番号

.NET Agent(IIS)導入時に使用するインスタンス番号。1~9999までの任意の番号を指定できます。

追加時のみ「自動採番」が表示され、チェックした場合はDB保存時に自動的に割り当てられます。

②インスタンス名

.NET Agent 開始時に、以下のいずれかの方法で指定されたインスタンス名と一致するかチェックします。

  • コマンドライン引数 -ap xxxx、または /apppool:xxxx で指定。

  • 環境変数 SHELTY_APPPOOLNAME に指定。

  • 指定しない場合(デフォルト)は <PROCESS_NAME>_<OSUSER>。

IIS のワーカープロセスは、コマンドライン引数 -ap <AppPoolName> で実行されますので、アプリケーションプール名を指定します。インスタンス名が一致しない場合は .NET Agent は開始されません。

*バージョン 2.7.0 よりも古い設定では表示されません。古い設定では DotnetAgentInstaller コマンドを対象マシンで実行する必要がありました。

③ユーザ名

対象プロセス上でパフォーマンス情報を取得するために、ここで指定したユーザ名は Performance Log Users グループに追加されます。

IISでアプリケーションプールを作成するとプールの実行ユーザとしてIIS APPPOOL\<poolname>ユーザが作成されますので、これを指定します。

*グループからの削除は OS 機能の「ローカルユーザーとグループの編集」から行ってください。

*バージョン 2.7.0 よりも古い設定では表示されません。古い設定では DotnetAgentInstaller コマンドを対象マシンで実行する必要がありました。

④収集の詳細設定を表示する

チェックすると③以降の設定が表示されます。

⑤取得指定

トレース対象をアセンブリ#タイプ#メソッド 形式で指定します。アセンブリ名は完全一致で指定してください。タイプ名、メソッド名は*による指定(全てのタイプ/メソッド)または前方一致での指定が可能です。

⑥除外指定

トレース除外対象を アセンブリ#タイプ#メソッド 形式で指定します。

取得指定と除外指定両方に一致する場合は除外指定が優先されます。

⑦トランザクションあたりの計測対象メソッド上限

上限を超えたメソッドは計測を行いません。主にCPU負荷に影響します。

⑧トランザクションあたりの出力対象メソッド上限

上限を超えたメソッドはバッファに格納しません。主にメモリ負荷に影響します。

⑨メソッドの経過時間のフィルタ(ミリ秒)

経過時間が設定値未満のものは出力対象外とします。

処理経過時間の短いメソッドを除くことでメソッドツリーの視認性を向上させます。

⑩HTTPヘッダー情報を取得する

チェックされている場合、HTTPリクエストのヘッダー情報を取得する機能が有効になります。機能が有効でHTTPヘッダーの情報が取得されている場合、

  • 「項目定義一覧」で設定されたヘッダー名の情報を「トランザクション一覧」から確認できます。

「メソッドツリー」からHTTPリクエストのヘッダー情報の一覧を確認できます。

⑪保存/キャンセル

設定を保存する場合は保存ボタンを、破棄する場合はキャンセルボタンをクリックします。

 

Agent導入画面において.NET(IIS)の行が追加されたことと、再度「Agent導入時のデータ収集状況の選択」の選択を確認し、保存ボタンをクリックしてください。

保存ボタンをクリックすると、NC導入後に導入先ホストへAgentが配布・インストールされます。

 

【図 Agent導入(.NET(IIS))】

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!注意

データ収集を行うにはAgent側での適用作業が必要です。詳細は.NET Agent(IIS)の適用方法 を参照してください。

 

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