Java(AP+RT)(ローカルAgent導入)

Java(AP+RT) Agentに必要な設定を行います。設定が完了したら保存ボタンをクリックしてください。

※パッケージのみ指定した場合は、自動ですべてのメソッドを対象とする「#*」が付与され、パッケージ名は「jp.co.iim.*#*」と表示されます。

【図 Agent導入(Java(AP+RT)の追加設定)】

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【表 Agent導入(Java(AP+RT)の追加設定)】

項目

説明

①instance番号

Java Agent導入時に使用するインスタンス番号。1~9999までの任意の番号を指定できます。

追加時のみ「自動採番」が表示され、チェックした場合はDB保存時に自動的に割り当てられます。

②instanceキー

Java Agent導入時にインスタンス番号の代わりに指定するパラメータ。Java Agentの引数にinstance_key またはinstance_envを指定した場合に設定します。

③instance表示

Java Agentのインスタンスの表示名。

性能監視画面、レポート、Ad-Hoc分析の表示時に使用されます。

④収集の詳細設定を表示する

収集の詳細設定の表示・非表示の切り替え。

チェックすると⑤~⑩までが表示されるようになり、各種の収集詳細について設定を行うことができます。

⑤取得指定

取得したいアプリのパッケージ 名、メソッド名を記入します。

複数指定したい場合は改行して記入します。

メソッド名まで指定したい場合は区切り文字「#」を指定してください。

「*(すべて取得)」は指定できません。

(例)

jp.co.iim.*

com.example.*

jp.co.iim.shelty.service.*#update*

⑥除外指定

除外したいアプリのパッケージ名、メソッド名を記入します。

取得指定と除外指定両方に一致する場合は除外指定が優先されます。

⑦エントリポイント指定

エントリポイントとしたいアプリのパッケージ名、メソッド名を記入します。

複数指定したい場合は改行して記入します。

メソッド名を指定する場合は区切り文字「#」を指定してください。

パッケージ名に「*」や「?」は使用できません。

エントリポイント指定と除外指定両方に一致する場合は除外指定が優先されます。

(例)

jp.co.iim.shelty.api.logic.CartLogic#find*

⑧トランザクションあたりの計測対象メソッド上限

この値を超えたメソッドは計測対象外とします。

Agentが多量のメソッド計測を行い、計測オーバヘッドが増えることでアプリケーションのレスポンスに大きな影響が生じるのを抑止します。

⑨トランザクションあたりの出力対象メソッド上限

この値を超えたメソッドは出力対象外とします。

Agentがメモリに多量の記憶域を確保し業務アプリに影響を及ぼさないようにするための設定です。

⑩メソッドの経過時間のフィルタ(ミリ秒)

経過時間が設定値未満のものは出力対象外とします。

処理経過時間の短いメソッドを除くことでメソッドツリーの視認性を向上させます。

⑪HTTPヘッダー情報を取得する

チェックされている場合、HTTPリクエストのヘッダー情報を取得する機能が有効になります。機能が有効でHTTPヘッダーの情報が取得されている場合、

  • 「項目定義一覧」で設定されたヘッダー名の情報を「トランザクション一覧」から確認できます。

  • 「メソッドツリー」からHTTPリクエストのヘッダー情報の一覧を確認できます。

⑫プリコンパイルされたSQLバインド変数を取得する

チェックされている場合、SQLバインド変数を取得する機能が有効になります。機能が有効でバインド変数が取得されている場合、性能監視画面の「SQL詳細」からバインド変数の一覧を確認できます。

本機能を有効にした場合、データ収集対象サーバのリソース負荷が上昇する可能性があります。また、バインド変数にセキュリティ上重要な情報が含まれる場合はご注意ください。

⑬SQLコメントを取り除く

計測結果に含まれるSQL文からコメント部分を取り除きます。

長文に渡るSQLのデータ量を削減し、計測にかかるメモリ負荷を抑えるためのオプションです。

⑭SQL文字列長の上限設定

計測結果に含まれるSQL文の文字列上限を設定します。128~1000000までの任意の値を指定できます。デフォルト値は1000000です。

長文に渡るSQLのデータ量を削減し、計測にかかるメモリ負荷を抑えるためのオプションです。

⑮保存/キャンセル

設定を保存する場合は保存ボタンを、破棄する場合はキャンセルボタンをクリックします。

Agent導入画面においてJava(AP+RT)の行が追加されたことと、再度「Agent導入時のデータ収集状況の選択」の選択を確認し、保存ボタンをクリックしてください。

保存ボタンをクリックして設定を保存します。NC導入後に導入先ホストへAgentが配布・インストールされます。

【図 Agent導入(Java(AP+RT))】

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!注意

①   Java(AP+RT) Agentは、後述のJVM起動引数の追加を行わないとデータ収集が開始されません。NC導入後にJVM起動引数の設定を行い、APサーバの再起動を行うとAgentが起動しデータ収集が開始されます。
なお、アプリケーションデータは、取得対象のAPサーバにアクセスが無い場合は収集されません。

② AgentのバージョンがV2.1.0以降の場合において、既にJava(AP+RT) Agentでデータ収集が行われている環境では、パッケージ設定の変更後、保存ボタンをクリックしたタイミングでパッケージ設定がJava(AP+RT) Agentに反映されます。
再設定時には、インスツルメント処理がAgent側で行われるため、多少のAPサーバへの負荷がかかります。そのため保存の反映をさせる場合はご注意ください。

 

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